どんなアーティストを取り上げると思います?
『フライング・キティ・バンド』です!
-ああ、♪たいむまーしんにぃ~お~ねがい~ の?
それは、「サディスティック・ミカ・バンド」でしょ。
-そうか、あの日本のスタジオミュージシャンが作ったフュージョンPOPばんどの・・・
それは、「フライング・ミミ・バンド」だよ!←知らないか。
のっけからヘンな一人ボケ&突っ込みですいません。。。
『フライング・キティ・バンド』
実は、本当に良いアルバムを出しているんですよ!1枚だけですけれど。
「5・4・3・2・1・0」という、宇宙をテーマにしたコンセプトアルバムを77年に
キティレコードから出しています。
小椋佳・星勝・安田裕美という3人によるこのユニットは、「僕の音楽性のルーツ」の
一部になっています。
小椋佳といえば当時の日本で全盛だったフォーク&ニューミュージックを代表する
一人ですが、このアルバムはそんなイメージとはまったく一線を画した内容です。
特に星勝さんの作曲とアレンジが、都会的で、繊細で内面的な深みを与えていますね。
参加メンバーも凄い!LAオールスターズって感じです。
当時のスティーリー・ダン、マイケル・フランクス、エアプレイ、クルセイダーズなどに
参加していた超一流のメンバーに加えて、日本の面子も負けていません。
David Foster、Jay Graydon、Tom Scott、David T Walker、
Gim Kertner、John Guerin、 高中正義、深町純・・・・・
マニアな方(AIRPLAYさん、BLUE_KOUICHIROさん・・・)ならきっとご興味が
ありますよね?(笑)
サウンドは、軽い16ビート&シンコペーションを多用したグルービーなリズムアレンジに
軽いテンションコードが乗っかった、まさに「時代の音」になっています。
特に素晴らしいのはこの2曲。どちらも星勝さんが作曲とボーカルも取っているようです。
A-6 夢のペニー・キャンディーズ
B-9 つかみきれないシャボン玉(←最高!)
この時代に日本のボーカルもので、こんな洗練されたサウンドは、山下達郎の1ST、
「サーカス・タウン」くらいしか他に知りません。
・・・ああ、気がついたらまた熱く語っちゃった。(笑)
調べてみたけど、これもやっぱりCD化されてないみたいです(涙)
僕も実家のオフクロがカセットテープ版のアルバムを持ってるだけなんで、
欲しいんです。どこかの中古やさんでもしこれを見つけたら、
ぜひご一報を!(笑)