今朝、いつものように子供を自転車のバックシートに乗せて
保育園までの短いタンデムドライブ中のことです。
今まで薄日が差していたはずの空から、いきなり叩きつけるような
大粒の雨が降ってきました。
子供はビックリしているけど不快ではないみたい。
「うわあ、ぬれちゃったねえ!」
子供は濡らしたくないし、僕はPCもカバンに入ってるし、スーツも新調
したばっかりなので、ちょっとうろたえてます。(笑)
雨宿りしたいのに、身を隠すところが見当たらないなあ。
突き当たりの屋根付き駐車場まで走りきるしかないか。。
子供の頭にはタオルをのせてあげると、なんだか嬉しそう。。
あっという間にずぶ濡れのスーツは、チャコールグレーが真っ黒に見える。
雨足はさらに強まってきていた。
ほおを雨水が勢いよく伝わって流れ落ちていく。
もうひたすらペダルを漕ぐしかない。
そしてやっとの思いでたどり着いた駐車場でのこと。
「大丈夫?ずぶ濡れになっちゃったねえ。もう、困った雨だよね!」
「あのねぇ、あめがふるとお、おはなとかぁ、はっぱとかぁ、みんな
きもちいーきもちいーってよろこんでるんだよ。」
「あめはぁ、きもちいいんだよ。」
「・・ああそうか、雨は気持ちいいんだね!」
「うん、しょーなの。」
雨に濡れるって、確かに気持ちいいんだったよなあ。。
うん、ちょっとその感覚忘れてたよ。ありがとう。
ほどなく、遠退く雨足と入れ替わりに強い日差しが戻ってきた。
濡れたアスファルトが照りつけられて、つんとしたにおいが
僕の鼻を突く。
「あと少しだから、歩いていこうか。」
自転車を転がしながら、頭の中に
Rainy Walkがひびいていた。