子供にことばが増えるたびに、
僕のいろんな責任が増えるたびに、
たまに会う両親の皺が増えるたびに、
いま、バトンを持っているのが自分だってことを感じるんだ。
僕が生まれる前からずうっと続いてきた、バトンリレー。
これは競争じゃないから、全力疾走はしないよ。
あくまでマイペースなんだけど、ルールがあるんだ。
歩いてもいいけど、立ち止まってちゃダメ。
だって、僕にはバトンを渡す人がいるからね。
おそらく、まだしばらくのあいだ、バトンを渡すことはないよ。
だから時間がかかってもいいけど、確実に渡さなきゃならないの。
テイクオーバーゾーンまでは絶対にたどり着くよ。
何があっても、これだけは放棄できない。
僕を一人で歩けるように育ててくれて、しっかりバトンを渡してくれた、
両親に感謝してるからね。(いつもは言えないけど。。)
今度は僕の番だよ。
それがあと何年先かわからないけど。
そこまで嫁さんと一緒に行けるのかどうかもわからないけど。
できれば一緒がいいけどね。
そうそう、バトンはね、親から子へ渡すだけじゃないんだよ。
僕は70年代の音楽体験っていう、もう一つのバトンを持ってるんだ。
さまざまな商品を扱った、14年の営業経験っていうバトンも持ってるよ。
これらは、僕の先輩達から、あるとき気が付いたら手渡されてたの。
だから、こっちのバトンもちゃんと次の人たちに手渡すよ。
それが渡してくれた人達への、感謝の気持ちなんだ。
さあさあ、迷っても転んでも、ちゃんとそこまで行くからね!
まあ気長に待っててくださいな。
しっかり歩け!!<自分