今日は朝から重圧(?)を背負っていました。
「夜8時過ぎには帰宅する」っていう任務が課せられていました。
どこか、僅かな時間を見つけて、プレゼントを買わなきゃ。
8時に目黒のケーキ屋さんで、バースデーケーキを受け取らなきゃ。
予定では新人のOJTで日中ずっと仕事ができないことが解っていたので、
かなり焦っていました。
OJTが終わってみれば、予想通り、というか、それ以上に仕事は溜まっていました。
留守中にいただいた電話のメモがPCにいっぱい貼り付いています。。
「まずい。。このままじゃプレゼントもケーキも持って帰れないかも。。」
焦りは、普段しないようなミスを誘います。
なんと、話すべき用件を間違えて他の会社に話してしまいました。(苦笑)
相手が「???」となっているときにようやく気づき、自分が赤面しているのが
わかるくらい恥ずかしい思いをしました。。
それでもとりあえず、絶対にやらなければならない仕事だけバタバタと片付けます。
気が付けば、時計は7:55分!!
「どーしよ!とりあえず電話しなきゃ。」
あわててPCの電源を落とすと、家に電話をします。
「ごめん、今から会社を出るけど、大急ぎでケーキを取りに行くから。」
こんな時間に会社を出るのは久しぶり。
通路を走ってエレベーターホールまで着くと、待ちきれずに足踏み状態。(笑)
ビルを出ると、そのまま駅まで走る走る!
はあはあ言いながら改札を抜けると、
そのままエスカレーターを走り上って
閉まりかけの電車へ飛び込み乗車です。
息を静めながらも、目黒まで普段の3倍くらいかかっている気がしています。
焦るあまり恵比寿で降りそうになってしまいました。
やっとの思いで目黒駅に到着すると、一目散に本屋へ直行!
「絵本でも数冊買ってプレゼントにしよう。」
でも、短時間でいい絵本が見つかるのか?
絵本コーナーへ付くと、人目を引く大きな箱が積んでありました。
[パソコンがた おけいこカード]―遊んで覚える知育カード40枚入り―
次の瞬間、その箱をつかみあげると、そのままレジへ走り、
店員さんに話しかけていました。
「すみません、プレゼントの包装はできますか?」
あまりの勢いに一瞬たじろいだ店員さんも、一歩遅れて返事をします。
「え!? あ・・はい。 できます。」
お金を払うと、店員さんが包んでくれる間の僅かな時間、
時計を見たりうろうろしたり、なんとも落ち着かない嫌なお客になっています。
包装した箱を店員さんが持ち上げたとたん、半ばひったくるような勢いで受け取ると
そのままケーキ屋まで走る走る!
ここでも冷蔵庫に保存されていたケーキを箱詰めして、リボンをかけている時間が
待ちきれないの。(笑)
ようやく紙手提げを受け取った瞬間、ケイタイが鳴りました。
「ああ、いまケーキを受け取ったから、あと10分で帰るよ。」
さすがに、ケーキを持ったまま走りまくるわけにはいかないので、ここからは
早歩きで家まで向います。
玄関につき、扉を開けて中に入ると、食事の準備がととのったまま、僕を待っていました。
気温は低かったはずなのに、薄らと汗ばんでいたのは冷や汗だったのか、
それとも単に走ったからなのか。。
まあ、両方だね。(笑)
急いで着替えると、待ちに待った誕生日のお食事会です。
「はなちゃん、お誕生日おめでと~!」
「ありがとー。ねえ、おしょくじのあとは、けーきたべるんだよねえ?」
「そうだよ、とーってもおいしいケーキ買ってきたからね!」
「キャー!!」←悦びの叫び
みんなでパエリアを食べ終わると、いよいよケーキの登場です。
「はなちゃん、ろーそくたてたい。」
「うん、じゃあ、一緒に立てよう。」
4本の細いローソクに火を灯すと、僕のギター伴奏で「Happy Birthday」を歌います。
♪ハッピバースデー トゥ ユー
ハッピバースデー トゥ ユー
ハッピバースデー ディア はなちゃん
ハッピバースデー トゥ ユー ♪
待ちきれなかったように、一気にローソクを吹き消すニコニコ顔の子供を見ると、
やっぱり嬉しさがこみ上げてきます。
見れば、ヨメさんもニコニコ顔。
きっと同じ気持ちでいたのでしょう。
プレゼントを渡すと、真剣な表情で焦って包装を剥がそうとする仕草が笑えます。
中から出てきたのは、ノートパソコン型の文字を覚える知育玩具です。
子供は大喜び!
だって、最近はひらがなやアルファベットに興味を持っていたし、
普段から、僕がノートパソコンで作業しているのを見ているので、
絵本をたてに開いて
「これは、はなちゃんのぱそこんだよ!」
なんて真似していたんです。
1分で決めたプレゼントにしては上出来でした。
「ねえ、はやくやろーよ!」
本当はそろそろ寝せたかったんだけど、3人でひらがなクイズをやりました。
正解するたび、雄叫びを上げて喜びます。
「キャー!!」
ケーキとプレゼントを約束どおり買ってきて、本当に良かった。
何とか、1年に一度のイベントを無事に遂行することができました。
やっぱり、子供にとっては誕生日って嬉しいもんね。
あ、ちなみに僕も来週、誕生日なんですけど、
もう全然嬉しくないなあ。。
なんか、ちょっとさびしーねえ。。