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ローバーと本と音楽

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Rainy Walk

今日、起き抜けに J-waveから流れてきた曲。
雨の季節になると、どこからともなく聴こえてくるんですよね。

僕の大好きな、山下達郎さんの隠れた名曲「Rainy Walk」です。

この曲は、あるヒット曲のB面として知ったのでした。


「Ride On Time」です。
達郎さんを知らない人でもこの曲は知ってるでしょ。

当時、マクセルのカセットテープのTVコマーシャルを見た僕は、その画面に広がる
シーンと音楽のかっこよさにシビレテしまい、こづかいをはたいてシングルを買いに
走ったおぼえがあります。



鮮やかなオレンジ色に暮れる空と、暗く翳りゆく海

そこに、ひざまで海に浸かったオトコが真正面を向いて佇んでいる

彼は片手を伸ばし、指先はぴんとピストルのようにして

まっすぐこちらに向け、鋭く狙いをさだめている。


そして、この曲がオーバーラップしてきます。

「Ride On Time さまよう思いなら やさしく受け止めて そっと包んで」



あーなつかしいなあ!
あれ?
Rainy Walkの話はどこ行ったんだっけ?←脱線しすぎ



ああそうだ、思い出した。(笑)



それでね、レコード屋でシングルを買ったんだけど、意外にもB面にやられちゃうんですよ!
とっても地味な曲でね、イントロからサビ前の展開は、ベースなんてずっと
ルート音だけでシンプルなリズムを繰り返しているんです。
ドラムもベースにシンクロしたシンプルなパターン。

だけど、グルーブがとっても気持ちいい。

このシンプルでストイックなグルーブに乗って、達郎さんの抑えたボーカルが
吉田美奈子さんの鮮やかな歌詞を淡々と歌うんです。



空をおおうプラチナの雲から

こぼれ落ちて振る雨にただぬれて

歩き始めたならやさしい歌声が

聞えて来るような 天使が見える・・・・



ここから一転してドラマティックなコード展開に絡むファルセットのボーカル。

いいな~~~!!この曲。


リズム隊はなんと、高橋ユキヒロ&細野晴臣のYMOコンビです。
しかもこの曲、もともとはアン・ルイス向けに作った曲だそうです!!(笑)

とにかくこの曲のリズムコンビネーションとグルーブは普通じゃないですね。
サイコーです。

もともとは1979年のアルバム「Moon Glow」に収録されていた曲なんですけど、
1980年のRide On TimeのシングルB面になっていたんですよ。
だから、アルバム「Ride On Time」には入っていません。


まあどっちのアルバムもオススメですから、聴いたほうがいいですよ!!
僕なんか、当時のLPで買って、一昨年のリマスタCDでも全部買ってるくらいだから。。。



Rainy Walk_a0011050_01942.jpg

by 400tourer | 2004-06-08 00:20 | 70年代音楽 | Comments(14)
Commented by n_ayada at 2004-06-08 00:36
本当に「隠れた名曲」ですよね。このアルバムは、学生時代に何度も何度も聴きました。「愛を描いて - LET'S KISS THE SUN -」や「FUNKY FLUSHIN'」など派手めな曲が有名ですが、吉田美奈子の歌詞が心に残ります。当時は本当に2人はセットのようでした。また一緒にやりませんかねえ。
Commented by zardlove206 at 2004-06-08 07:05
山下達郎さんのラジオを聴いているので、彼の楽曲には親しんでいます。クリスマスに彼の作品は欠かせませんが、あと六ヶ月でクリスマス、時が流れるのは早いものです。
Commented by ももパパ at 2004-06-08 12:13 x
渋いところを持ってきますねぇ。
「Moon Glow」の中にもヒット曲は多々あるのに、RainyWalkですか。
当時(1970年代の終わりころ)お付き合いをしていた女性が達郎の大ファンで、ライブもよく一緒に行きました。
彼女のお勧めは、ファーストアルバムの「夏の陽」でした。

あぁ、達郎を聞きながらまた一杯やりたくなってきた。
Commented by blue_koichiro at 2004-06-08 12:14
懐かしいジャケットですね。
当時、山下達郎は未知の人でした(笑)
まさかぁ、あんなキャラの人だとは思いもしませんでしたよ(笑)
個人的にRIDE ON TIMEの音の質感ってすごく好きでした。
ソナーを手にする前の青山純さんの音だけれどいいんですよね。
でも、このレコーディングで使ったスネアはヤマハのブラスなんですよ。これは昔、青山純さんに直接聞きました。
ね、そう言われるとそんな感じしませんか?

昨日の夕方はRainy dayを聴きたい感じでした。
今日は晴れているけどジメジメ....だからBig Waveです。

長いコメントでごめんなさい。
Commented by rkya at 2004-06-08 15:23
わっ、懐かしい!
これ読んじゃったからにはもう、雨の日にはあたしの頭の中でもRainy Walkが流れることでしょう。
達郎さんも、声と顔のギャップに驚いたひとのひとりです・・・(小声)
Commented by bee-cab04 at 2004-06-08 20:56
懐かしいですねぇ。。。彼がムーンレコードのころ一緒に仕事しましたんで。
Commented by 400tourer at 2004-06-08 23:40
n_ayadaさん、確かに吉田美奈子さんとのコラボレーション復活を
期待しちゃいますね。
この曲はアレンジメントが素晴らしいと思ってるんです。
コーラスとか、細かな楽器の音が全部不可欠な要素に聴こえます。


zardlove206 さん、いらっしゃいませ!
そうですねえ、もう半年経っちゃいましたか。早いものですね。
ブログ拝見しました。なんだか世界観があって面白そうですね。
リンクさせていただきますよ!

話は変わりますが「クリスマス・イブ」が入っている「MELODIES」は
真夏にリリースされたんですよ。(笑)
曲目を見た時、何でこんなに季節外れの曲が入ってるのかと不思議
に思った記憶があります。
Commented by 400tourer at 2004-06-08 23:53
ももパパさん、達郎さんの曲と恋愛の思い出が結びついている人は
きっと多いでしょうね。(笑)
しかし、「夏の陽」ですか!僕よりさらに渋い選曲ですね。。
今日はサーカス・タウンで一杯やりますか?(笑)


blue_koichiroさん、トラバ感謝です!
確かにオタクでブサイクでおしゃべりですからねえ。。
(冗談です!もしもご本人が読んでたらご免なさい!!)←ありえない

どこかで読んだ記事で、RIDE ON TIMEは初の青山+伊藤コンビ
作品だとのことでしたよ。いい意味での緊張感が出ているのかも
知れないですね。

でも、ヤマハのブラスだとは知りませんでした。
かなりリミッターが効いていて、僕の耳では鳴りが判断できないなあ。。。



Commented by 400tourer at 2004-06-08 23:59
はるかさん、雨の日に聴きたい雨の歌って、あまり湿ってない曲が多いですよ。
演歌なんかの「雨の~」みたいなやつは雨の日に聴いたらベタベタ
すぎてカビが生えそうです!(笑)

声と顔のギャップ・・・そうですよねえ!
ついつい大声で↑に書いちゃいました。(笑)
でも大好きなんです。もちろんアルバム全部持ってます。
Commented by 400tourer at 2004-06-09 00:02
bee-cab04さん、一緒に仕事してたんですか!!
MOONって言えば、「MELODIES」なんかもそうですよね。
すごいなあ。。おどろきました。
音楽関係のお仕事されてるんですね。
Commented by airplay at 2004-06-09 12:21 x
400tourerさんのこの文章を読んで以来
昨日からあたまのなかで
「音もなく雨~アスファルト塗り替えて~」
ってグルグルとリフレインしっぱなしです(笑)
やっぱり名曲ですね!
Commented by dkitano1 at 2004-06-09 18:43
山下達郎・吉田美奈子・大滝詠一・ユーミンなどとくれば、青春時代ですね
ちょうどその頃、相模原に住んでいまして
毎週海に行っていた記憶があります。
Commented by airplay at 2004-06-09 23:38 x
私の年代だと、ナウなヤングは(完璧死語だな)
カーステで聞きながら、海に行くのでした。
ファッション的には
ポロシャツはラコステかアイゾット。
(渋めの色調のアロハでも可。)
ボトムスはやっぱファーラーのスラックスかな?
靴はビーサンか素足にアスファルトの上だと
すぐに底が減っちゃうトップサイダーのデッキシューズ。
仕上げにジョーバンのムスクオイルっすかねい?
女の子はハマトラだったのかな~?
脱線しちゃってすいません!

Commented by 400tourer at 2004-06-10 18:55
airplayさん、ナウなヤングはかなり新鮮な響きですね。(笑)
ヤング・オーオーの世界ですね。(ここに来る人は知ってる人多いはず。)
以前はかなり遊んでましたね!(笑)
その路線で走ってもらえると、かなり笑えてバッチグーです。←死語


dkitano1さんはニューミュージック世代より後で、洋楽世代より
ちょっと前なんですね。

音楽と思い出は切っても切り離せないですからね。
人の思い出に触れるようないい音楽を紹介していきたいですね。

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