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ローバーと本と音楽

rover.exblog.jp

傷だらけのローラ

ローラ! ローラ! ローーーーラァーーーーーー!!

あ、このローラの話じゃなかった。(爆)



ローラ・ニーロってしってますか?


イタリア系のニューヨーカーで、女性シング&ソングライター。


うたごえは決して技巧派でないものの、ストレートでパンチがあったり、ソフトでフェミニン
であったりと、曲調によっても、曲の中でも変幻自在な表情を見せるんです。


歌詞はメッセージ性に富んでいて、フェミニストとして、子供を育てる母親として、
あるいは自然保護を訴える人として、いつもストレートな姿勢を強く感じます。


楽曲は、よき時代のブラックミュージックの影響を受けていて、緩急自在の独自の
世界観をもった、素晴らしい作品を数多く作曲しています。


フィフス・ディメンションのヒット曲、ストーンド・ソウル・ピクニックや
ウェディング・ベル・ブルースは彼女の作った曲なんです。
他にも楽曲提供はいっぱいあるんですけどね。。


10代の終わり頃には既に最初のアルバムを出しているあたり、その音楽性は高く
評価されていたのだと思います。


1997年4月8日、癌で49歳の若さでなくなってしまったんですけど、僕はこの
ローラ・ニーロが大好きなんです。


代表的なアルバムは一般的に、これらでしょうね。

「イーライと13番目の懺悔」(1968年)
「ニューヨーク・テンダベリー」(1969年)
「ゴナ・テイク・ア・ミラクル」(1971年)

特に、「ゴナ・テイク・ア・ミラクル」は、フィリーソウルを作った名プロデューサーコンビ、
ギャンブル&ハフが手がけているし、パティラベル率いるラベルが分厚いコーラスワークを
聴かせるので、一番聴きやすいアルバムかもしれません。


で、かなり前置きが長かったんですが、←(今まで前置きだったのかよー!)


僕の一番好きなアルバムは、「ライブ・アット・ボトムライン」(1989年)です。


このアルバムは、一言でいうと、「ああ、バンドってやっぱりいいなあ!」
って感じかな。(どんな感じかわかってくれたら嬉しい!!)

バンドのメンバーとローラの息がぴったり合っていて、信頼できるメンバーとの地味だけど
とっても心の通った音楽的会話(音で会話してるんだよ。)がそこここに見え隠れしているし、
お客さんの温かで、楽しげな反応と一体化したような、ローラのいつになく明るいうたごえ
も素晴らしい!!

中でも大好きな曲、ウェディング・ベル・ブルースの演奏は大のお気に入りです。


Marry me Bill!(結婚して!ビル)
I got the wedding bell blues(私のウェディングベル・ブルース)


こんなストレートな女性からのラブソングって、他にあるのかな?(笑)


ここに立ち寄ってくれる女性の方々に、ぜひローラの歌詞の世界を知って欲しいな。
きっと、引き込まれると思うよ。

オトコの人はちょっと度胸がないとダメかな。(笑)
by 400tourer | 2004-07-21 00:20 | 70年代音楽 | Comments(4)
Commented by blue_koichiro at 2004-07-21 15:10
彼女の事は殆どと言って知らなかったです。
こちらで読んで調べてみましたよ。
http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/l-nyro.htm
で詳しく書かれてました。

それから山下達郎氏の書いた物も発見。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/6582/LAURA.htm

ちょっと聴いてみたくなりました。
Commented by bee-cab04 at 2004-07-21 19:54
山下達郎の本やら昔のストリートミュージックに関するうんちく(ラジオでも語ってますね)は為になります。
Commented by rkya at 2004-07-21 19:55
知りませんでしたが。魅力的♪
駆け足で生きた女性なんですね。
Commented by 400tourer at 2004-07-22 00:56
blue_koichiroさん、調べてくださってありがとう。
達郎さんが絶賛していたアルバムが遺作です。とっても
いいアルバムですよ。バーナード・パーディがタイコを
叩いてます。

bee-cab04さん、そうですね。達郎さんの知識は半端じゃない。(笑)
達郎さんのFM番組で恒例の、大瀧さんとの新春放談には
のけぞりっぱなしです。。。

はるかさん、ぜひ聴いてください。
特に、歌詞がきっと気に入ると思いますよ。
マザーズ・スピリチュアルっていうアルバムが母性をテーマ
にしてて、共感できるかも。
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